【豊洲市場】魚の買い方徹底解説

豊洲市場での魚の買い方徹底解説
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豊洲市場で魚を買付け…

日本最大級の市場、豊洲市場(とよすしじょう)

マグロの競りを想像する魚の市場ですが、それだけではありません。
あらゆる新鮮な魚介類が港から運ばれてきて、日本食屋さんやお寿司屋さんが仕入れをしていく場所です。

美味しそうな魚たちがズラリ…↓

市場の様子

朝に市場で買った魚を捌きたての握り寿司にして、スーパーグッドな休日を過ごしました…ムフフ

アジ
アジのお寿司

皆さんにも是非お勧めしたいですが…
普通のスーパーで魚を買うのとはわけが違います。

豊洲マスター(?)の僕が、豊洲市場での買い物の仕方を徹底解説します!

目次

一般人が豊洲市場で魚を買えるのか?

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買えます!!

が、扱いはグレーゾーンです。本来はプロが買付けをする「仕事場」であるため、観光客などの一般人は立ち入ることができません。

一般人が立ち入れる場所とプロ専用の場所は明確に区別されており、出入り口にはガードマンがいます。
「魚を買う場合」のみ、入場しても目を瞑ってもらえる、と理解しておきましょう!

基本的に「買付けです」と言えば通してもらえます。

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最初に市場に行った時は、詳しい人に連れて行ってもらったヨ

豊洲市場訪問の心得

プロの仕事を邪魔しないよう、スマートに買い物をするための心得を解説します!
ちょっと長いですが、頭に入れて市場に向かいましょう。

魚を買う!

これは絶対です。見学だけの観光、冷やかし等はNG!
魚を買う予定がある時だけ利用しましょう。

購入の最低量などは特にありません。何か1つでも買えばまあOK。
たくさん買うのを我慢できるならですが…笑

美味しそうな魚がズラリと並んでいると財布の紐が緩んでしまいます。予算は多めに組みましょう。笑

プロが優先

プロの買付は早朝に行われるため、8時頃を狙えばプロの買付現場と被ることは少ないです。

しかし、全く無いとは言い切れません。プロっぽい人の邪魔はしないようにしましょう!

一般客歓迎っぽい店を狙う

市場内はお店が連なった商店街のような構造になっています。

「一般人にも売ってくれる」お店「プロ向け」のお店があり、見分ける必要があります。
一般人である僕たちが入れるお店を判断する基準はこんな感じです。↓

  • 「いらっしゃい」と声をかけてくれる
  • 魚に値札がついている
  • ケース売りしていない(魚一匹単位や、パックに入れた商品を売っている)

まず、プロ向けの店は僕たちが近づいても見向きもしません。
プロの買付けが終わる7時頃には片付け始めている店もあります。
店の入り口に値札を付けた魚を置いていないので、一目見たら分かると思います!

また、発泡スチロールに魚が数匹まとめられた単位でケース売りしている店はプロ向けですね。
買いたければ買ってもいいですが、すごい量です。笑

基本的に、スーパーで見かけるような売り方をしている店を選べば間違いありません。

一般人向けの売り方の見分け方

市場内は撮影NG

市場の入り口前には、「写真撮影はご遠慮ください」の注意書きがあります。観光地ではありませんので、ルールに従って撮影は控えましょう。

観光客向けゾーンの中にある見学スポットから撮りましょう!市場を見下ろす視点で写真が撮れます。

安全に注意

市場内には「ターレ」という運搬車両がビュンビュン走っています。

ターレに注意

市場内はターレ優先です。一般道とは逆で、歩行者が車両の邪魔にならないように歩く必要があります。

運転者は、歩行者が出てこない前提でスピードを出して運転をしています。非常に危険なので気をつけましょう!

値段表示に注意

市場内の値札は「キロ売り」が基準になっていることが多いです。

一匹あたりではなく、1kgあたりの値段で量り売りになりますので、注意が必要です。

例えばブリに「1000円」の札がついていて喜んで買うと、1匹5kgで5000円の支払いだった…ということが起こります。笑

買いたい魚が一匹あたりどのくらいの重さなのか分からないと難しいですね。店員さんに聞けば教えてくれます。

おすすめ装備

おすすめの持ち物や服装を紹介します!見た目をそれっぽくすると、ガードマンに止められる確率を下げられます。

保冷バッグ(大)

市場で魚を買うと氷に包んでくれることが多いですが、重くなるので保冷バッグがお勧めです。

大型の保冷バッグを持っていると、見た目で「魚を買う人だな」と分かります。これがあればガードマンに止められることはまずありません。

市場内の買い物の領収書

市場内で買い物をすると、必ず店名入りの領収書がもらえます。2回目の訪問以降に持っていれば、ガードマンに止められた際に「買う人間である」証明をすることができます。通行手形として一枚財布に入れておきましょう。

現金

キャッシュレス決済可能な店もありますが、現金決済の店が多いです。現金を持って行きましょう。

濡れても良い靴

市場の床は常に濡れており、滑りやすい靴は避けた方が良いです。掃除中の店の横を通る時に水がかかることもあり、ベストは防水靴です。

華美でない服装

気にしすぎる必要はありませんが、オシャレな服装は観光客感が出てしまい、ガードマンに止められる確率が上がります。笑

明らかに魚を買わなさそうな格好(アクセサリー多め、スカートやヒールなど)は避けましょう。

できれば、動きやすくて濡れても良さそうな服装だとグッドです。

ガードマンに止められてしまったら…

入り口でガードマンに止められてしまうことがあるかもしれません。その場合は「買付けです」「魚を買いに来ました」等、買う意思があることを伝えましょう。それでもダメだったら上記の装備を整えてリベンジしてください。笑

アクセス

最寄駅

最寄駅はゆりかもめ「市場前駅」です。バスも通っています。

入り口までのルート

下の図の赤い矢印が市場内に入るルートです。写真で説明します。

青い矢印は観光客向けのルートで、飲食店や見学エリアに向かう道になっています。
見学エリアから市場に入ることもできますが、普通はこのルートを使わないからか、ガードマンに止められる可能性が高いです。

市場までのルート

①市場前駅の改札を出たら、まずは右に曲がります。

改札

②右に曲がってすぐ、赤い矢印の階段を降ります。青い矢印に沿ってデッキを進むと、観光客むけのゾーンに行ってしまうので注意です。

階段を降りる

③階段を降りたら、まっすぐ進んで信号を渡ります。「豊洲市場 正門ー北」の看板が目印です。

横断歩道を渡る

④看板の場所で右に曲がります。この先にガードマンがいますが、声をかけられなければ素通りで市場の中に入ってください。止められたら「買付けです。」と伝えましょう。ここからターレ(車両)に注意です。

右折

⑤ターレ等が置いてある場所を抜けると、階段を登った先に入り口があります。

入り口に入る

これだけ覚えておけばOK!

市場の入り口は1階にある。デッキを進まない。
・ガードマンに止められたら「買付けです。」
ターレ(車両)が優先なので注意。

おすすめの時間帯

カレンダーで開場日を確認

まず、豊洲市場の開場日を確認しましょう。基本的に水曜日と日曜日がお休みですが、例外もあります。行ったけど閉まってた、ということが無いように…

僕は一回やらかしました。トホホ…

東京都中央卸売市場ホームページ↓

https://www.shijou.metro.tokyo.lg.jp/calendar/

7:30-8:30頃が狙い目

5:00〜

豊洲市場は5時頃から開いていますが、早朝はプロの買付けの時間です。一般人が行くと邪魔になってしまいますし、そもそも相手にしてもらえません。

7:30〜

プロの買付けが終わり、「一般人にも売ってやるか〜」という時間帯が始まります。この辺りの時間帯は新鮮な商品が並んでおり、狙い目です。

8:30〜

ちらほら店じまいをする店舗が出てきます。開いているお店でも新鮮な魚をしまい始め、いわゆる「残り物」が目立つようになっている気がします。

目星を付けていたお店に戻ってきたら、お目当ての魚がしまわれてしまっていることも…

9:00〜

かなり多くの店舗が片付け始めます。買えないことはないですが、実質市場は終わりの時間です。

市場を一周するのに30分〜1時間くらいかかるので、市場前駅に7:30ちょっと前くらいに着く電車を目安にすると良いと思います!

ちなみにですが、併設されている飲食店街なども13時や14時ごろには閉まります。市場は基本的に午前中に楽しむものだと覚えておきましょう。

おすすめの回り方

いざ市場に入ると、その広さや活気に驚くことと思います!

(市場内は撮影できません。上階の撮影スポットからチラ見することができます↓)

市場の様子

あまりウロチョロせず、スマートに買い物をしましょう。おすすめの周り方を説明します。

一筆書きで周る。気になるものがあったら後回しにせず買う

入り口には店舗案内図があります。気になるお店の目星を付けても良いでしょう。

これは体感ですが、入り口から向かって左手のゾーンにはマグロやアジなどの魚類、右手のゾーンには貝やイカなどを扱うお店の割合が若干多いような気がします。欲しいものによって周る順番を決めてもいいかもです。勘違いだったらスミマセン笑

店舗案内図

私はいつも左から一筆書きに周り、マグロ→ホタテ・アジ→サーモン、エビ、タイなど気になったもの、の順番で買い集めていきます。

先ほど説明した通り、8時半頃から新鮮で魅力的な魚が減ってくる気がします。体感ですが…
気になる魚があったら後回しにせず、その場で買ってしまいましょう。後から戻っても残っているとは限りません…

周り方

一通り回ったら、何箇所かあるエスカレーターで上の階に行きます。一般客ゾーンと合流するので、観光客に紛れて帰ります。

帰り方

4Fの「魚がし横丁」で締め

上の階に上がったら、帰る前に4Fの物販ゾーン「魚がし横丁」に行ってみましょう。

包丁などの調理器具や、ワサビや玉子焼きなど、プロ御用達の様々なお店があります。

僕は毎回、なぜかチーズ専門店で買い物をして帰ります。笑

豊洲市場で買えるもの

基本的には、あらゆる旬の魚介類を買うことができます。

ここでは、僕がよく買うものを紹介します。イメージを掴んでもらえれば…

2〜3人で寿司パーティーをする場合、予算は1万円程度用意することが多いです。

マグロ(サク)

マグロの専門店はたくさんあります。プロ向けの店は大きな塊で売っていますが、一般向けの店では、スーパーと同じくサク売りされています。値段や質は様々ですが、おおよそ2000円でそこそこのマグロ、4000円以上になるとかなり美味しいものが買えます。

サク一個で握り寿司が10個程度は握れるので、1つ買ってみましょう。

切れ端などが安売りされていたり、サービスで付けてくれることもあります。

アジ(一匹単位)

アジは一匹単位で買います。値段はピンキリですが、一匹数百円あれば買えます。ヒレが綺麗な黄色で、目が黒く、身が厚くてハリがあるものを選びましょう。

ブリ、タイなど(半身)

一匹単位で買うほどではない大きめの魚は、半身やサクになっているものを買うのも良いです。

ホタテ(パック)

殻付きホタテ、貝柱のパック売りなど、様々です。冷凍でないサクサクのホタテはとてもお買い得で美味しいです。

貝柱は10〜20個入りのパックで2000円程度です。大ぶりで新鮮です。

エビ(一匹単位)

エビは鮮度によって値段がめちゃくちゃ変わります。(死にかけで半額以下、死んでいると十分の一など)

活きのいいものは臭みがなく美味しいですが、死にかけの安くなったエビを買って殻にサッと火を通し、香ばしくいただくのも大アリです。

豊洲以外で魚を買うなら(東京)

まんまるプップ

新鮮な魚は欲しいけど、市場に行くのは面倒…

という方に向けて、僕がよく行く鮮魚店を紹介します。

朝早くなくても開いており、市場に行くほど気合を入れなくて良いので、ちょっとした買い物に便利です。

築地魚河岸(築地)

築地にある一般客向けの鮮魚店が連なる建物。おすすめ。

吉池(御徒町)

御徒町にある鮮魚店。新鮮な魚が多く、質が高い。

1Fが鮮魚店、地下に行くと加工品やお酒等も買えるのでグッド。

魚力(押上・ソラマチ)

ソラマチの中に入っている鮮魚店。パック詰めのものや、お寿司になっているものが多く、スーパーと同じ感覚で買い物ができる。ソラマチ以外にもあるっぽい。

足立市場

豊洲以外にも、各所に市場がある。

足立市場はアクセス良く、豊洲より庶民向け(切り身とか練り物とかたくさん売ってる)なので、晩御飯のおかず買うにはちょうど良い。

まとめ

本記事のまとめです!とりあえずこれだけ覚えておけばOK。

・豊洲市場は一般人でも買い物ができるが、プロの仕事場に入る気持ちで行く。必ず商品を買う
7:30に市場前駅集合。1Fの入り口から市場に入る。
・ガードマンに止められたら「買付けです。」

まんまるプップ

良いサカナライフを…
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この記事を書いた人

休日めし職人。師匠は料理の先生である祖母。
本業はデザイナー。時々イラストレーターもやります。
10年にわたるめし研究の成果を書き残すべく、図解付きの備忘録ブログを始めました。

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